魔道警邏所警視総監の白羽唯は、魔神のお告げにより数ヵ月後に命を落とすことを知る。
どうすれば生き長らえることが出来るのか。その問いに魔神は罪人番号『7777』号を護衛にするようにと神託し――。


序章:異端の存在
01:罪人と魔道師 「……へぇ。そのお偉いさんが俺になんの御用で?」(グロ注意)
02:生と死への執着心 「――魔神のお告げでは、私は数ヵ月後命を落とすそうだ」
03:孤独に付属する共同精神 「――帰る」
04:真偽以外の重要要素 「な、何でそんな疑いの眼差しを僕に向けるんですかぁ!?」
一章:神落とし
05:抗争への介入者 「上等だ、私に隙があったならばやってみるがいい」

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+登場人物紹介+


Name…白羽唯(しらは ゆい)
魔道師で、魔道警邏警視総監の肩書きを持つ十三歳。
転移送を完成させた彼女を神童と呼ぶ者は多く、実際才能に溢れている。
「〜だろう」「〜たまえ」など、成人男性が使うような言葉を使用。
魔力を凝縮させた黒い窮奇で相手を四方八方から攻撃したり、転移送を使い太刀で戦ったりする。右手の薬指には魔方陣の彫られた指輪。
Name…フォー・セブン
罪人番号「7777」号。魔神の神託を受けた唯の命を救う護衛として強制的に働かされている二十二歳。とは言っても傍にいるだけだったりする。
元が罪人のため血の気は多いが、とりあえず特筆した問題を起こすことなく護衛を勤めているらしい。
暗器使い。
Name…東堂クリス(とうどう くりす)
十五歳の神道師。最近見習いから昇格して、現在は怪我人の手当ても一人でこなせるようになったようだ。女顔だが性別は男。「〜ですよぉ」など、語尾を伸ばす癖がある。医学書などの分厚い本を持ち歩いているほどの本好きで、“怖い”と名のつくものが嫌いらしい。本人は怖がりではないと否定している。
再構築が専門の神道師なので攻撃は出来ない。
Name…嘉神夕哉(かがみ ゆうや)
十九歳の魔道師。魔道警邏所に勤め、警部の階級を持つ。白羽唯とは魔道学校での同期(彼女は飛び級して早々に卒業していったが)。頭は良いものの、敢えてそれを見せたりしない。
誰にでも平等に接する、自称紳士。面白いことは好きだが自らその場に躍り出ることはなく、傍観者に徹する。実は神道師の家系で育ち、甘いものが苦手。
Name…月城桃子(つきしろ ももこ)
白羽唯の秘書をしている二十一歳の女性。不慮の事態には弱いが普段は出来る女の代表格…だろうと思われる。
酒には強いらしく最近の気に入りはウォッカ。泣き上戸。思考は若干後ろ向きで涙もろい。週に一、二回スポーツクラブで泳いでたりなんかする。
Name…不知火淳司(しらぬい あつし)
神道師の中ではその名を知らぬ者はいないほどの実力者。
東堂クリスの師匠。
ゴーグルタイプのサングラスをかけているためあまり知られていないが、瞳は金色をしている。
一人称は「俺」。


 

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